第50回NHK杯 体操男子

第50回NHK杯 体操が6/11,12の2日間、国立代々木競技場第一体育館で催された。近くなので12日の第2日目の試合を見に行ってきた。やはり注目は内村航平。でもテレビクルーは彼だけをフィーチャーし過ぎてて他の選手が可愛そう。特に内村とライバルといわれている力強い演技に定評のある山室光史選手。NHKさん、もっと彼の演技にもフォーカスしてあげて。私が現役の頃(彼是16年前のことになるか。。)は、もっと色んな選手の演技を放送してたと思う。NHKもすっかり民報化したってことですね。
久しぶりに体操を見たけど、また一段とレベルが上がって、もう努力を重ねても太刀打ちできないほど天性の素質に恵まれた選手じゃないと選抜に残れないシビアな時代になったと感じた。

2006年から実施された採点方法の変更により、A得点(技の難易度や構成の評価)を意識するあまり、床では得点を稼ぐため前方系の小技が連発されるようになり、後方系のダイナミックな技を行う選手が居なくなったのは残念に思えた。それが男子体操の魅力の一つだったはずなのに。鞍馬、つり輪、平行棒に関しては、私が現役の頃のスター選手(西川、池谷の清風コンビ、田中光、畠田好章、塚原直也)の演技と大差は無いようだった。跳馬のように器具自体が変わらない限り、これらの種目はすでに人間の能力の極限に達してしまっている感がある。鉄棒だけはまだ伸びシロがありそう。私が現役の頃は
ゲイロード(バーを越えながら 前方抱え込み宙返り懸垂)
や、伸身トカチェフ(伸身背面とび越し懸垂)を制したものが勇者だった頃と違い、今はコールマン(バーを越えながら 後方抱え込み2回宙返り1回ひねり懸垂)

が主流。コバチ(バーを越えながら 後方抱え込み2回宙返り懸垂)でさえ、そんな技できる選手は信じられないと言われていたのに、今はそれにひねりを加える時代。そんな時代に現役でないことが幸運にも思えてくる。コールマンを行う選手はたくさんいたけど中にはひねりが遅く、バーを掴みにいくのが遅い選手がいた。そういうのみるとこちらが「ああー、大丈夫かぁ?」とヒヤヒヤして心臓に悪いので、是非ひねりを速くしてもらいたいものだ。

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