青蔵鉄道で行くチベットの旅 9/20 青蔵鉄道 – 拉薩
9/19 19:00 青蔵鉄道車内9号車の食堂で夕食。
ビールが売っている。うーん、飲みたいけど高山病予防のためガマン。(この時点で標高3500m)
夕食後、他の参加者と現地の人が居る硬臥にいってみる。14年前Kenさんはこのような中に居たのかぁ。相当濃い中に居たんだなぁ。私は多分無理。ひまわりの種食べている人、うつ伏せで寝る人、所かまわずタバコを吸う人、トランプで熱くなっている人、人間の匂いってこんなに強いのか。
日が暮れると外は真っ暗闇。ネットも繋がらないし、やることがないので早めの就寝(20:30) しかも寝酒なし、これが一番きつい。
これまでのところ体調に異常なし。
夜中、車窓を見上げると満天の星空。軟臥の下部ベッドだけの特権。
格爾木(ゴルムド)駅で牽引車両を連結するため20分停車した。その隙にホームに降り写真撮影。フラッシュが起動しない。
反対路線の列車が止まっている。
車内のトイレの汚物を吸引するバキュームカーがホームを走ってきた。
軟臥の下部ベッドに戻り就寝。
明け方外はあいにくの小雨で寒そう。
7:00 朝食。
食堂車に座って配膳を待っていると外が見る見る晴れ渡ってきた。どうやら明け方はちょうど雲の中にいたらしい。
朝食は粥でした。食事前の血中酸素濃度と心拍数は91,80 体が高所に慣れてきた。たまに息苦しいときもあるけど、ゆっくり深呼吸すれば大丈夫。標高4900mを過ぎ朝日が昇ると眩しいほど。
8:40 世界一標高の高い駅、唐古拉(タングラ)駅を通り過ぎる。(標高5068m) 残念ながら停車しない。
安多(アムド)駅を経て10:00頃に錯多(ツォナ)駅を通過。
11:05 那曲(クチュ)駅(標高4513m)で停車したのでホームに降り写真タイム。
鉄道Crewの怖い顔のお姉さんが日本語で「はやくー」を覚え、ホームに降りた乗客を車内に呼び戻す。
再び列車が動き出した。そとは息を飲むような景色が広がっている。
普段、風景を見て感動を覚えることはあまりない私でさえ思わず「わぁーっ」っと言葉が漏れる。
13:00 添乗員さんとガイドのノコさんと一緒に食堂車でランチの弁当を食べる。
添乗員さんに「西遊旅行」での添乗経験をいろいろ聞いてみた。ネパールのトレッキング・ツアーに添乗したときのこと、山に食料を持っていく手段がないので、(冷蔵庫を担いでいくわけにはいかないから) 生きた動物、鶏、羊、ヤギなどを引き連れて登り、毎食、現地ガイドが彼女に「何が食べたい?」と聞く。彼女が答えると、その動物が連れて行かれ屠殺されるという。なかなかできない経験だ。
青蔵鉄道の車窓から
15:30 いよいよ目的地ラサ駅に到着。
ラサ駅で記念撮影していると公安がよってきて写真を消せという。チベット自治区では治安維持のため公安警察があちこちにいる。写真に写ると個人を特定されてしまうため警戒している。
ラサ駅の正面。
ラサ駅前で現地観光ガイドのツェランさんから再びカタをもらった。バスに乗り込み市内のホテル、剛堅拉薩飯店(Lhasa Gang-Gyan Hotel)にチェックイン。
一休みした後、ジョカン(大照寺)周辺の八角街(パルコル)を散策。初めての自由時間。
ホテルに戻り夕食タイム。参加者の自己紹介をしながらの夕食。スープに鶏が一匹丸々入っている。だれも手をつけたがらない。ちょっとグロい。
次回9/21につづく